アカウント名:
パスワード:
(A)親の学歴が高い → (B)年収が高い → (C)親の遺伝子や習慣を受け継ぐ子は学歴が高い
単なる偽相関。(B)は不要でしょう。
親の学歴による相関は親の収入との相関よりかなり弱いという別の調査があるですよ。それによれば親の学歴が効くのは子供が小さいうちに限られるんだそうな。それと父親の学歴より母親の学歴のほうが効くんだと。
直感的にそれはありそうな感じ~
まさに疑似相関を排除するために学歴と収入の相関の影響を排除した上で両者と子の成績との相関を評価したら学歴よりも年収の方が相関が強いという結果になった。という話だから、学歴と収入の相関については論じていないどころかこの話からは排除されてる。なのでぜーんぜんそんな話じゃないよ。
偽相関という言葉をはじめて知った。
で、ググるとそれなりにある。直接の因果関係がない相関関係を偽相関と呼ぶ人達がいるらしい。でも相関関係から因果関係を決定する方法って一般的に無いでしょう???
ということは偽相関ということばを使う人と、その言葉を使って因果関係を否定されそうになっている人はいずれも科学的な人物ではないというわけで、不思議な言葉だ。
専門用語ですから、知らなくても恥ではないと思います。大学でそれ関係の授業を受ければ教えてもらえます。
第二節と第三節は繋がりはないですね。
科学的な人物ってどういう人か知りませんが、例えば、統計学を知る人にとってはわりと常識的な用語なので、「偽相関ということばを使う人・・・はいずれも科学的な人物ではない」と断じるのは難しいと思います。
私も偽相関という用語を最近心理学を勉強している友人から聞いてはじめて知りました。経済系では「因果関係のない相関」を「見せかけの相関」、とは言いますが、媒介を有する因果関係を偽相関と呼ぶ事はあまりないです。なので、大学で統計学を履修していても偽相関という用語を学習していない人がいても珍しくないと思います。
「因果関係のない相関」をあえて「見せかけの相関」と呼ぶのは、BとCに共通に影響を与えるAが存在するため、Aが一定のままBが変化したときにCが変化しない場合、つまりBとCに相関は存在するが、因果関係が無いケースに注目しているからです。他方、元コメにあった「偽相関」とは、A→B→Cという因果関係があるため、B→Cは偽相関、としているようですが、これの持つ意味がよくわかりません。A→Bという因果関係があり、B→Cという因果関係があれば、AとB、BとC、AとCには必ず相関が生じますし、Cを増加させないAの増加、Bの増加も存在しません。また、Bが不要と仰っていますが、Aに寄らないBの増加があった場合、Aと無関係にCが増加します。なので、B→Cという因果関係はBがAに依存して居ようがいまいが、意味があります。
もし「偽相関」というのが経済系でいう「見せかけの相関」と同一であり、B→Cという因果関係が存在せず、A→Cが存在するのであれば、Bが不要となります。もし「偽相関」が「見せかけの相関」と同一なのであれば元コメは「偽相関」の説明として誤っていますし、元コメの「偽相関」の説明が正しいのであれば、あえて偽相関という名前を付ける必要性がわかりません。
元コメは単なるツッコミを走り書きしただけなので、矢印は直接の因果関係を意図していません。他の人のきちんと書いてある意見があるので、敢えて今更私が書き足す必要も無いでしょう。それにしても、この話題でここまで真面目に話が盛り上がるとは少しうれしく思います。
なお、「偽相関」と貴方が書いている「見せかけの相関」は同じ意味と思います。いろいろな訳語があるもので、ある大御所はspurious correlationを自分の教科書で「みかけ上の相関」と書いてました。私自身は意味が通じれば何でもいいと思います。
統計の授業で出てきましたね。
血圧と年収は高い相関関係がある
とか、本当の相関関係は別のものとの間にあるのに、その要素が落ちた状態で観測しているので関係のないものの間に相関が見えるという、統計分析での誤読で非常に多い問題だとか。
ちなみに上の例で落ちている要素は、年齢と地位・職位です。
結局、対象のことが判ってないと、データだけ見てもまともに分析できない。でも分析しないと対象のことが判らない。統計分析というのはそういう数理と経験を行き来してするものだ・・・みたいな話になったような。
その例だと、偽相関とはいわない。BとCの相関は偽相関だと言いたいなら、下みたいにして説明しないと。
(A)--(B) | └(C)
※ A,B,Cは元コメと同じ(…だけど学歴じゃなくて学力だと思う。学歴だったら親の年収と相関してるかもね。)つまり、BとCは、どっちともAが原因ですって言わないと。それに、これを偽相関だと言いきれる根拠もよくわからない。
それに、たとえ偽相関だったとしても、それを発見することによってより直接的な相関関係を見つけるための足がかりになるかもしれないし、まったく意味が無いわけじゃないと思うよ。親の年収が高いと子供のためによい学習環境を用意できるから、という可能性もあるんじゃない?
#まぁ、直接的な原因が「親の遺伝子のせいでした」じゃあどうしようもないけど…
> つまり、BとCは、どっちともAが原因ですって言わないと。そもそも偽相関というちゃんと定義された用語は存在するのですか? 「因果関係のない相関」という意味で使っておられるようですが。
っ擬似相関 [wikipedia.org]
ただしソースはウィキペディアはおいておくとしても、つまり偽相関という用語は存在しないのですね?
擬似相関と偽相関は同じ意味です。確かに説明不足でしたね。ごめんなさい。
#1641202 [srad.jp]でchu-chuさんが説明しているとおりです。
Wikipediaでいいでしょうか?Spurious relationship - Wikipedia, the free encyclopedia [wikipedia.org]ほかにも、spurious correlationと言う場合もあります。
これの日本語訳は専門分野によって、偽相関、擬相関、擬似相関など揺れがあります。大御所が最初に訳した語がその分野で訳語として定着するという、よくある話です。
並べて書かれると何部屋の関取なのかと思えてしまった
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
偽相関 (スコア:1)
(A)親の学歴が高い → (B)年収が高い → (C)親の遺伝子や習慣を受け継ぐ子は学歴が高い
単なる偽相関。(B)は不要でしょう。
Re:偽相関 (スコア:3, 興味深い)
親の学歴による相関は親の収入との相関よりかなり弱いという別の調査があるですよ。
それによれば親の学歴が効くのは子供が小さいうちに限られるんだそうな。それと父親の学歴より母親の学歴のほうが効くんだと。
Re:偽相関 (スコア:1)
親の知能→親の年収、 親の知能→子の生まれながらの知能ベース という二つの因果関係があるんだと思います。
Re: (スコア:0)
直感的にそれはありそうな感じ~
Re: (スコア:0)
だったら左翼メディアはいったい何が言いたいんだって事になるけど。格差社会云々で自民党政権を攻撃するための材料だったんだよね?
ぜーんぜんそんな話じゃない (スコア:1)
まさに疑似相関を排除するために学歴と収入の相関の影響を排除した上で両者と子の成績との相関を評価したら学歴よりも年収の方が相関が強いという結果になった。という話だから、学歴と収入の相関については論じていないどころかこの話からは排除されてる。なのでぜーんぜんそんな話じゃないよ。
Re:偽相関 (スコア:2, 参考になる)
偽相関という言葉をはじめて知った。
で、ググるとそれなりにある。直接の因果関係がない相関関係を偽相関と呼ぶ人達がいるらしい。
でも相関関係から因果関係を決定する方法って一般的に無いでしょう???
ということは偽相関ということばを使う人と、その言葉を使って因果関係を否定されそうになっている人はいずれも科学的な人物ではないというわけで、不思議な言葉だ。
Re:偽相関 (スコア:1)
専門用語ですから、知らなくても恥ではないと思います。
大学でそれ関係の授業を受ければ教えてもらえます。
第二節と第三節は繋がりはないですね。
科学的な人物ってどういう人か知りませんが、例えば、統計学を知る人にとってはわりと常識的な用語なので、
「偽相関ということばを使う人・・・はいずれも科学的な人物ではない」と断じるのは難しいと思います。
Re:偽相関 (スコア:1)
私も偽相関という用語を最近心理学を勉強している友人から聞いてはじめて知りました。
経済系では「因果関係のない相関」を「見せかけの相関」、とは言いますが、媒介を有する因果関係を偽相関と呼ぶ事はあまりないです。
なので、大学で統計学を履修していても偽相関という用語を学習していない人がいても珍しくないと思います。
「因果関係のない相関」をあえて「見せかけの相関」と呼ぶのは、BとCに共通に影響を与えるAが存在するため、Aが一定のままBが変化したときにCが変化しない場合、つまりBとCに相関は存在するが、因果関係が無いケースに注目しているからです。
他方、元コメにあった「偽相関」とは、
A→B→Cという因果関係があるため、B→Cは偽相関、としているようですが、これの持つ意味がよくわかりません。
A→Bという因果関係があり、B→Cという因果関係があれば、AとB、BとC、AとCには必ず相関が生じますし、Cを増加させないAの増加、Bの増加も存在しません。
また、Bが不要と仰っていますが、Aに寄らないBの増加があった場合、Aと無関係にCが増加します。
なので、B→Cという因果関係はBがAに依存して居ようがいまいが、意味があります。
もし「偽相関」というのが経済系でいう「見せかけの相関」と同一であり、B→Cという因果関係が存在せず、A→Cが存在するのであれば、Bが不要となります。
もし「偽相関」が「見せかけの相関」と同一なのであれば元コメは「偽相関」の説明として誤っていますし、元コメの「偽相関」の説明が正しいのであれば、あえて偽相関という名前を付ける必要性がわかりません。
Re:偽相関 (スコア:1)
元コメは単なるツッコミを走り書きしただけなので、
矢印は直接の因果関係を意図していません。
他の人のきちんと書いてある意見があるので、敢えて今更私が書き足す必要も無いでしょう。
それにしても、この話題でここまで真面目に話が盛り上がるとは少しうれしく思います。
なお、「偽相関」と貴方が書いている「見せかけの相関」は同じ意味と思います。
いろいろな訳語があるもので、ある大御所はspurious correlationを
自分の教科書で「みかけ上の相関」と書いてました。
私自身は意味が通じれば何でもいいと思います。
Re: (スコア:0)
統計の授業で出てきましたね。
血圧と年収は高い相関関係がある
とか、本当の相関関係は別のものとの間にあるのに、その要素が
落ちた状態で観測しているので関係のないものの間に相関が見えるという、
統計分析での誤読で非常に多い問題だとか。
ちなみに上の例で落ちている要素は、年齢と地位・職位です。
結局、対象のことが判ってないと、データだけ見てもまともに
分析できない。でも分析しないと対象のことが判らない。統計分析と
いうのはそういう数理と経験を行き来してするものだ・・・みたいな
話になったような。
Re:偽相関 (スコア:1)
その例だと、偽相関とはいわない。
BとCの相関は偽相関だと言いたいなら、下みたいにして説明しないと。
(A)--(B)
|
└(C)
※ A,B,Cは元コメと同じ(…だけど学歴じゃなくて学力だと思う。学歴だったら親の年収と相関してるかもね。)
つまり、BとCは、どっちともAが原因ですって言わないと。
それに、これを偽相関だと言いきれる根拠もよくわからない。
それに、たとえ偽相関だったとしても、それを発見することによってより直接的な相関関係を見つけるための足がかりになるかもしれないし、まったく意味が無いわけじゃないと思うよ。親の年収が高いと子供のためによい学習環境を用意できるから、という可能性もあるんじゃない?
#まぁ、直接的な原因が「親の遺伝子のせいでした」じゃあどうしようもないけど…
Re: (スコア:0)
> つまり、BとCは、どっちともAが原因ですって言わないと。
そもそも偽相関というちゃんと定義された用語は存在するのですか? 「因果関係のない相関」という意味で使っておられるようですが。
Re:偽相関 (スコア:3, 参考になる)
っ擬似相関 [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
ただしソースはウィキペディアはおいておくとしても、つまり偽相関という用語は存在しないのですね?
Re:偽相関 (スコア:1)
擬似相関と偽相関は同じ意味です。
確かに説明不足でしたね。ごめんなさい。
#1641202 [srad.jp]でchu-chuさんが説明しているとおりです。
Re:偽相関 (スコア:1)
Wikipediaでいいでしょうか?
Spurious relationship - Wikipedia, the free encyclopedia [wikipedia.org]
ほかにも、spurious correlationと言う場合もあります。
これの日本語訳は専門分野によって、偽相関、擬相関、擬似相関など揺れがあります。
大御所が最初に訳した語がその分野で訳語として定着するという、よくある話です。
Re: (スコア:0)
Re:偽相関 (スコア:1, おもしろおかしい)
並べて書かれると何部屋の関取なのかと思えてしまった
Re:偽相関 (スコア:1)
spuriosの訳でしたらどちらでも全くかまわないようです。
リーダーズとジーニアスとコンサイスOEDが火を吹くぜ。
Re:偽相関 (スコア:1)