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WWW のことを初めて聞いたとき、「あ、これは学術論文をネットにもっていくということだな」と、ピンときたもんだ。学術論文というのは、個人あるいは研究グループが突発的に天才的ひらめきで書けるようなものではなく、ニュートンが 「巨人の肩」 [wikiquote.org]と言ったように、数多くの先駆者の仕事の上に書くものだから、引用/参照をおろそかにしてはいけない。そこで、引用部のところには (著者, 発行年) や [1] などの形式で、ここには元になった参考文献があることを明示する。そして、論文の巻末には参考文献のリストを付ける。自分が大学院生だった頃には、この参考文献リストを片手に図書館で論文探しをしたものだった。
ハイパーテキストのキモはまさに、この引用/参照をネットにもってきたことだ。こんなことは、小説
HTML 版も並行公開するようにしてくれると、一般の研究者はもっと喜ぶのではないかと思う。
コンテンツをXMLで保持し、PDFとHTMLを両方出している雑誌も出てきています。例えばPLoS [plos.org]が出してる雑誌とか。
ただ、Webベースとはいっても、ほとんどが PDF 形式で公開しているので、紙の呪縛から逃れているわけではないし、
とある学術雑誌が経費節減を論ずる際に、学術雑誌たるための必要条件を抽出したら「2段組み」が残ったそうな。見栄えを重視したのだと推察しますが、噂話なので出典はナシ。一方で、2段組みPDFファイルをPC画面で見ることを考えると、見易くするために字を大きくしたら、段を跨ぐときにいちいちスクロールしなければならず、ちょっと不便。こんなところにも紙の呪縛が見えます。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
そもそもWWWは学術論文のためのものであった (スコア:3, すばらしい洞察)
WWW のことを初めて聞いたとき、「あ、これは学術論文をネットにもっていくということだな」と、ピンときたもんだ。学術論文というのは、個人あるいは研究グループが突発的に天才的ひらめきで書けるようなものではなく、ニュートンが 「巨人の肩」 [wikiquote.org]と言ったように、数多くの先駆者の仕事の上に書くものだから、引用/参照をおろそかにしてはいけない。そこで、引用部のところには (著者, 発行年) や [1] などの形式で、ここには元になった参考文献があることを明示する。そして、論文の巻末には参考文献のリストを付ける。自分が大学院生だった頃には、この参考文献リストを片手に図書館で論文探しをしたものだった。
ハイパーテキストのキモはまさに、この引用/参照をネットにもってきたことだ。こんなことは、小説
Re:そもそもWWWは学術論文のためのものであった (スコア:0)
コンテンツをXMLで保持し、PDFとHTMLを両方出している雑誌も出てきています。例えばPLoS [plos.org]が出してる雑誌とか。
とある学術雑誌が経費節減を論ずる際に、学術雑誌たるための必要条件を抽出したら「2段組み」が残ったそうな。見栄えを重視したのだと推察しますが、噂話なので出典はナシ。一方で、2段組みPDFファイルをPC画面で見ることを考えると、見易くするために字を大きくしたら、段を跨ぐときにいちいちスクロールしなければならず、ちょっと不便。こんなところにも紙の呪縛が見えます。