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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:2, 興味深い)
順位が下がっているのは、参加国が増えているからでしょう。
むしろ「総合学習」みたいなことをキチンと積み重ねていけば PISAの試験で高得点をおさめることが可能になると思いますよ。
ただ、それは日本で一般的に考えられている学力(読み、書き、そろばん)とはちょっと異なったものになると思います。
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:3, 興味深い)
しかし、従来日本でいわれてきた「学力」(従来型学力)とPISA型学力はまったく性質が違いますから、同じ文脈で論じることはできません。
戦後すぐのころの社会科(昭和30年代以前)ではこうした「考察」能力を鍛える、あるいは意見を言うという教育が推進され
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:1, 参考になる)
「詰め込み式教育で育ったクイズ王(従来型学力)」
と、
「広範な知識を元に推論を重ねて自分の意見を表明できる人(PISA型学力)」
とどちらがいいですか? と聞かれれば、誰だって後者と答えるに決まっているよ。
しかし、そのための手段として、
まず知識を詰め込むところから始めますか?(詰め込み教育)
それとも、
「知識は自ら学ぶに任せ、意見の表明を行わせることを重視しますか?(ゆとり教育)」
のどちらがいいかという話になったら、これは諸説あるでしょ。
で、日本全体を巻き込んだ、壮大な社会実験の結果が、現状ではないかな。
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:0)
ご指摘ありがとうございます。「クイズ王」の例え、とてもわかりやすかったです。
正直、それぞれの「学力」がなにを意味しているか、私はかんちがいをしていたようです。勉強不足でした。
ただどうしても個人的には、PISAの内容では、そこまでの完璧な学力というか、能力が測れるようには思えないのです。PISAの求める学力は、たしかに理念としてはおっしゃるとおり「広範な知識を元に推論を重ねて自分の意見を表明できる」ということでしょうが、実際の試験として、現実問題として、本当に理念の通りのチカラをはかれていないように思うのです。先にあげたチカラの中には①「広範な知識」、②「推論を重ね」るチカラ、③「自分の意見を表明できる」チカラという3つのチカラが含まれており、実際の児童生徒はこれらの3つのチカラがかならずしもバランスよくついているとはいえない者が多いのが実情です。ところがPISAの問題では③が強い者には得点しやすく(何かしら解答できる)、逆に①②が強くても③の弱い人間には得点しにくい(無回答になってしまい採点対象外となる)。バランスというか、公平性を欠いているように思うのです。したがって、現実問題としてPISAがの結果から導き出されるのは③「自分の意見を表明できる」能力が日本では低いことぐらいではないかと思います。①②があるかどうかはじつは「PISAからはわからない」というべきではないかと。
そうなると、それが「応用」力の問題か・・・?といわれると、正直いって私は疑問です。