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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:2, 興味深い)
順位が下がっているのは、参加国が増えているからでしょう。
むしろ「総合学習」みたいなことをキチンと積み重ねていけば PISAの試験で高得点をおさめることが可能になると思いますよ。
ただ、それは日本で一般的に考えられている学力(読み、書き、そろばん)とはちょっと異なったものになると思います。
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:3, 興味深い)
しかし、従来日本でいわれてきた「学力」(従来型学力)とPISA型学力はまったく性質が違いますから、同じ文脈で論じることはできません。
戦後すぐのころの社会科(昭和30年代以前)ではこうした「考察」能力を鍛える、あるいは意見を言うという教育が推進され
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:2, 興味深い)
>ただただ最後の結果として考察のみが求められます。
というのがどれほど正鵠を射ているのかはわかりませんが、以下のような例があります。
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Q.
状況「小学校低学年の生活科(理科+社会科)の野外授業。風が吹いていて、木の枝が風にそよいでいる。」
教師の問いかけ「風はどのようにして起きるのでしょう?」
生徒A「木の枝が揺れているから風が起きるの (はぁと」
これに対して教師はどのように評価すべきか?
A.
正解であるとして積極的に評価すべきである。生徒Aの年齢における発達段階から「ウチワを扇ぐことで風が発生する」といった生徒の経験から合理的な推論をしたことが伺われる。気圧などのメカニズムを説明して誤りを指摘することは生徒の推論能力の発達を阻害する可能性がある。
さらに生徒Aの発達段階が進んだ時点で、改めて推論の可否を検証することを指導し、「気圧などの概念を用いた風発生のメカニズム」などへ発展させていくことが望ましい。
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「そんなバカな」と思われるかもしれませんが、この生徒Aの回答は「因果関係と相関関係の混同」を含んでおり、それほど自明な問題でもないでしょう。対象としているのが「風」というよく知られている現象だから「そんなバカな」と一蹴できますが。
#因果関係と相関関係を混同してミスリーディングな結論を導く世論調査などは
#ご存じのとおり掃いて捨てるほどあり、それにだまされる大人も掃いて捨てるほどあります。
このように推論を行い、その妥当性を吟味していく訓練を初等教育から積み上げていくことは重要なことだと思います。
ただ現実問題として、これだけの肌理細かい指導を行うためには、とてつもない人的、物的リソースを必要 とすることは自明なのですが、日本国民の教育への冷淡さを見るに実現不可能という気もしますね。
「学びて思わざれば即ち罔く、思いて学ばざれば即ち殆し」(論語 為政編)という言葉を胸にとめながら、現実に処していかなければならないのかなと思います。
Re:いろいろな人に指摘されていることだが... (スコア:0)
単純に「小学校低学年にそんなむずかしいこと質問するな」と思いました。
これ、出典は? 教材書か何かでしょうか。