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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
日本勢が振るわない理由 (スコア:3, 参考になる)
1. モチベーションの問題
1-1. 華がない
ロボコンとかは見てるだけでも楽しいものですが、ACM/ICPC は(主に)野郎どもが 1 つの PC に群がってキーボードを叩いてる情景が見られるだけですし、問題が解けた場合でも風船がくるだけなので見てても面白くありません。自然、注目されることもないですしマイナーなままだと思われますから、あまりモチベーションは上がらないと思います。
1-2. 大会の形式
プログラミングは学術と技術と芸術の間にある、というのが私の持論です。プログラム書くのが好きだという人間は、エレガントなロジックだとか、美しいコードだとかにこだわりがあるんじゃないかと思っていますが、ACM/ICPC ではそんなものにこだわっていてはいけません。泥臭かろうがなんだろうが早くコードを書き上げた者勝ちです。私もグローバル変数ばりばりで書いてました。TPO に合わせてコードを書くという実用上重要な能力を試されていると言えるかもしれませんが、あまり心躍らない状況だと思います。
2. 言語の壁
日本勢の場合、これが結構大きいと思います。有名大学が世界大会に出場しているのは、実は英文読解力の差なんじゃないかと思ったり。純粋にプログラミング能力の差もあるかもしれませんが、ネタ本の持ち込みが可能な分、知識面の差は縮まると思いますし、また、むしろ高学歴と言われる大学の方がプログラミング人口は少ないんじゃないかとも思うので。
3. 日本の情報工学教育
数少ないサンプルからの偏見ですが、日本の情報工学教育は学術的な方向に偏りすぎていて、ばりばりとコードを書こうという人間にとってほとんど役に立ちません。結果、ばりばりコードを書く人間が情報工学に進んでもやる気をなくしてしまうかもしれず、後からそういう人材が育ってくることもありません。
結局のところ、ばりばりコードを書くゾーンと、ACM/ICPC に出場しようというゾーンとが一致していない、といのが日本勢が振るわない理由ではないかと。
Re:日本勢が振るわない理由 (スコア:0)