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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
発想は立派だと思いますが・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
家庭教師を雇うことができるごく一部の裕福な家庭の子弟だけが
受験競争などで有利になるという結果になると思います。
仮に指導に対する金銭の授受を禁止できたとしても「裕福」、が「コネを持つ」、
になるだけで大きな非効率と矛盾が生まれることに代わりは無いと思います。
家庭が私塾を利用する必要のない教育制度を構築する、や
経済的豊かさによって受けられる教育に格差がでないようにする、
などは有効な目標だと思いますが、私塾への需要がここまで高くなった
現状をきちんとモデル化し検討する前に、まず私塾を禁止ありきで議論が進められることを危惧します。
以下が教育再生会議の有識者一覧ですが教育経済学の専門家が居ないのが残念に思います。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kousei.html [kantei.go.jp]
#僕は成熟した市場の力を積極的に取り込むべきだと思うんだの
ごめんなさい。
Re:発想は立派だと思いますが・・・ (スコア:2, 興味深い)
現状でもある程度以上の収入があって、塾や予備校に通う事が出来ないと、大学もろくな所へいけない状況にあると思います。
今の教育なり試験は、必要な知識を身に付ける為では無く、試験をくぐり抜ける道具と成り下がっています。
私は、私塾の需要が伸びた大きな原因は、親の責任放棄(丸投げ)とそれによる教育現場の負荷オーバー+レベルダウンの負の連鎖があると考えます。
そんな中で私塾を禁止と言うのは、一つの方便として皆の認識を大きく揺さぶる良い方法だと思います。
成熟した市場の力を借りるのも良いですが、彼らは基本的に利潤追求の指向を持ちます。
ですから、経済的豊かさによる教育格差是正については、表面的にはどうであろうと離反する結果になる。
特に義務教育とは利潤では無く、教える側の使命感の上で成り立つべきものです。
教育・医療・警察は、国を足下から支える重要な基盤です。国自らの手で汗まみれ泥まみれになってきちっと整備せずして、日本の明日は無いと考えます。
第一に国立大学や研究機関を特殊法人化した時点で、国としての責任放棄ですから、これ以上市場の力なんて言い出したら、教育に何にも残らないでしょう?
Re:発想は立派だと思いますが・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
つまり、理念が個人の損得に優先するべきだというのは日本が先の戦争(応仁の乱ではありません。念のため)で学ぶできであった悪い幻想です。個人の損得感情を利用して理念を維持するための巧妙な仕組みこそが必要なのです。
例えば、教育は国を足下から支える重要な基盤(本当にそうです)ですから、教育にかけるコストはどんどん増やしていくのも手です。教師の平均年収を1,000万を超える水準に設定すれば、使命感を持った優秀な人材が集まってくるでしょう。市場と戦っては勝てません。塾を禁止するよりも、徹底的に金をかけて、公教育の水準を上げることで塾を不要なものにするほうが現実的だと思います。
それから、こちらに関しては、
>現状でもある程度以上の収入があって、塾や予備校に通う事が出来ないと、大学もろくな所へいけない状況にあると思います。
そんなことはないと思います。私は塾に全然通わずに、公教育だけで旧帝大まで行っていますが、周囲にもそういう人は少なくないです。経済状況によってハンディキャップがあるのは当然のことですが、過去に比べても、さほど親の収入による格差が広がっているとは実感できません。こちらはデータがないとわかりませんが。